ひまわりの記録

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たたら製鉄実演感想

以前に紹介しました、たたら製鉄の実演に行ってまいりました。
いやはや、暑かったですねー。
実演だけでなく周りの展示にも興味深い内容がたくさんありました。非常に楽しかったですー。
以下、感想などです!

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今回は20kgの鉄鉱石(粉末)から作成したそうです。一般的には砂鉄から作るようですが、今回は固体を粉末にしたものだそう。
その中にもマグネタイト(磁鉄鉱)やヘマタイト(赤鉄鉱)などさまざまな種類の鉄がありますが、ヘマタイトが多いそうです。
約7kgの鉄の塊から刀が一振できる程度ですが、どれくらい減るのでしょうか。
取り出すまでの間に展示を見学。
たたら製鉄の化学反応式などの情報がありました。
プロの製鉄した鉄は密度が高く重くて、さらに酸化しにくいという特徴が。学生さんの製鉄したものとはだいぶ違いましたね。
実際に刀匠に鍛刀していただいたものもありました。だいぶ酸化してしまっていたし、研いでいるわけではないので切れはしませんが。
夏休みに子供たちがその刀匠に教わってペーパーナイフを作ったそうです。羨ましいです。

さて学祭ですから他にもさまざまな展示がありました。理系の東大というだけあってさすがです。
製鉄の場所の近くには倉庫のような研究室があります。
折鶴が金で塗装される!という内容から見学。
金の板を上において特殊な機械を作動させると、金の粉末が定着するらしいです。
確かプラズマを発生させて落とすとか。すごいですね。これでどんな刀装も特上です。(違う)
ちなみに金の鶴は頂けましたー。本当によく定着していて、擦ってもとれません。(画像は後に)

そうこうしているうちに取り出しです!
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だいぶ低くなりましたね。
石炭をさらに取り出すと......
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赤いです。
実際はもっと透明感があって、一部は青い炎でした。
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石炭を入れる金属のバケツは右のようなことに。黒こげです。
鉄を取り出して水につけると。
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水沸騰してます!すごい蒸気!
砕けたクズ鉄はわりと早めに割りました。
そのなかから鉄を見つけると、譲ってくれましたよ!
さて、本体の塊は。
20kgから5kg以下にまで減少しました!クズ鉄の部分もありますが、かなりの密度です!
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こちらが鉄の破片です。輝いているものはガラス質のことが多いそうなのですが、こちらは鋼ですね。

戦利品でございます。
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金の鶴は家に帰っても金のままでした。
鉄は磁石に近づけると、強くくっつくものと弱くくっつくものがありましたね。

以上、とても楽しませていただきました!
それでは今回はこの辺りで。